さまよいの果て波は寄せる

引っ越して1か月が過ぎました。

6月は部屋の片づけやリフォーム
気候の違いに対する対応など

お初尽くしの出来事が次々起こって
飛ぶように過ぎていきそうです。

せっかく島に引っ越してきたのに
海に行くなんて言う考えも浮かばず

転居後の様々なことをモリモリと?
毎日片づけているつもりでいたのに

知らず知らずに楽しむことを恐れて
結果、メンタル的に息苦しさが出てきた。

・・で、これはいかん!

と、日々のノルマの縛りを緩めて
朝飯を食べ、海に行くように路線を変更。

いつも行くビーチは車で15分程度。
海の家には古いながらも何でも揃ってる。
早いと朝8時くらいには海に到着。

滞在時間はその時々なんですが
行って帰って2~3時間くらい。

無料が信じられないシャワーブースで
水シャワーを浴びて帰宅します。

お昼ご飯を食べたら少し昼寝。
残りの時間でやれることをする。

日々の生産性はガクッと落ちたけど、
気持ちがかなり穏やかになって
土地の空気に馴染みだしました。

ちなみに?ご存じの方は多いけど

この20数年、僕の仕事場には
常に南国のお魚たちがいました(愛)

水槽のサイズは幅3メートル。
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

でも、お店を休業して閉めてから
半年近くの間、お魚たちとは
無縁の生活を送ってきました。

この島に引っ越してきた理由の1つは
島を取り囲む海の素晴らしさですが

改めて海に入って広がる世界は
視界に入りきれない程のお魚たち・・

綺麗なお魚たちの一団を見た途端、
胸が苦しくなって涙が出ていました。

当初、涙の理由が分からなかった(笑)

でも、ただ漂いながら魚を見つめて、
見ているだけで心が安らいで・・。

コロナの後遺症、心身の不調・・

何らかの答えのようなものが
見つかると思って旅立ったのに

引っ越してきて、来たのは良いんだけど
確証的な思いにブチ当たらない・・

代わりに事務的な作業することで
無駄な時間を過ごすことを回避してたけど

不調や引っ越したことに確固たる理由を
探したりすることよりも単純に?

目の前の光景に答えがある、と
海の中で・・そう思い当たりました。

しかし、その思いとは逆に?
一たび海中に目を凝らせば

様々な魚たちが目を楽しませて
くれているように思うけれども

実際は今を生きるために
懸命にしているとも言えます。

僕はそれをボーっと眺めて和むなんて
ちょっと違うんじゃない?・・って
そんな考えも浮かぶ始末(汗)

・・でも、・・
難しいことはいいんじゃない?

過酷ではあるけれどシンプルな自然界、
そのシンプルさに惹かれて来たんでしょ?
・・って、思いも浮かんでくる。

海でのひと時は、癒しの時間と共に
時にきつい独り問答の時間だったり・・

自分の中の人格が入れ代わり立ち代わり
議論を吹っ掛け、論破をしたりされたり

・・様々に語りつくしたような頃・・

心の奥底の凝り固まったエネルギーが
使い果たされて「すっからかん」になって
自分の原点に立ち返れた感じがしました

ある意味、「行」だったり「瞑想」みたいな
時間を海の中で過ごしていたのかも。

南の島に行って単純に「はしゃげる」
タイプの人間ではないのよ多分(笑)

わかんない、竜飛岬ならはしゃげるかも!
気まぐれよ、気まぐれ、ビーナスじゃないの
オレンジロードの方だから(結局昭和w)



言葉にない愛の 透き通る手紙を
海をよせてくれる 波にのせて

ああ 失うものはもう なんにもなくて
心静かな私が はじめて見える

夢中になれる何かが どこまでも導き
いつしか遠く旅したと この海に立ち告げよう


(この記事は6月26日に書きました)
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