さざ波



常夏のはずの石垣島にも

人知れず陽の揺らぎが訪れて


今までとは違う涼やかな風が

吹くようになってきました


今回の記事は先日開催した

出張営業のその後を書きますネ。

(前記事をアップした後の出来事)


と言うのも・・イベント終了後、

帰り道でコケて、その傷が徐々に

悪くなっていって、遂には入院。


足は腫れ上がり、40度の熱が出て

もう少しで足を失うところでした。


元はと言えば自分の不徳の致すところ。

去年のコロナに引き続きなんですが、

再び医療に命を救って頂きました(感謝)


去年のコロナの顛末で十分なのに

またしても、多くの方々にご心配を

かけてしまい、お詫びの言葉もないくらい。

ホント、ご心配おかけしました!


励ましのお言葉も沢山頂戴しました。

入院中、力(チカラ)となりました。


退院した今は傷口を朝と夜、

石鹸で丹念に洗って軟膏を塗って


ガーゼで蓋をするって処置を

しながら回復を待っています。


ですので、ご安心くださいね、

ありがとうございました(愛)


さて・・入院生活・・


去年も、夏の終わりだった気がする。

病室から見る風景は違えど、そう思った。


僕の向かいのベッドには10歳の男の子。

足の骨を折って治療とリハビリをしていた。

元気でエネルギッシュな太陽の子。


病院がつまらない、つまらないと言って、

自宅さながらにパソコンや漫画を広げ


ネットで両親と会話をし、ゲームしてる

病院食は食べずにカップ麺ばかり食べてる。


看護師さんは全員、タメ口で話してて

食べ物の好き嫌いしてたらダメだよ~

って、いつもたしなめられてた(笑)


それは問題ないから?

好きにさせて貰ってるのだろうけど


母親がパソコンの画面を通じて

早く帰って来たいやろ?


と聞いたら、即座に


ここも面白いよ、帰りたいけど


な~んだ、大丈夫やね

頑張りよ、リハビリ・・


通信が切れたあとに

「帰りたくないワケないじゃん!」

って、低い独り言を言ってたね。


オジサンはその独り言に泣けたんだ。

今の時代も大人に気を遣う子って

いるんだなぁって・・(涙)


だから、この前は聞かれて断った

ワンピースの最新刊を手に取って


やっぱりこれ、読んでいい?

・・って聞いたんだよ。


今もよく分からないワンピースの話、

一生懸命話してくれた瞳が忘れられない。


ゲイだって子供が次の時代を担う

大切な宝だって思うものです。


そして、願わくば彼らが大人になる頃も

安心して生活できる世の中であって欲しいと。


自分も入院中の身ながら、

子供から大人、老人、様々な

病と闘っている姿を観察してました。


そして、そのたび自分を振り返って

自分を愛してくれる、

大事に思ってくれる周りの人たちに


何か恩返しをしたいと思うその前に

まずは自分が健康でいなきゃ、と

その思いを何度噛みしめたか。


そして、そんな思いを胸に秘めて

この度退院して参りました。


ずっと、ワシは短命・・、とか

いつ死んだってね、いいんよね・・

とか言ってた自分が・・


足が失くなっちゃう!

足が失くなっちゃう!


・・って、騒ぎ立ててた(笑)


いつ死んだっていいんじゃなかった?

それって、生きてたいって事だよね?


入院中に自問自答して笑い出した。

独り、ベッドで笑い声を押し殺した。


「僕は健康で長生きしたい」


気が付かされちゃいました!

まったく、愚かにも、あのキワで(笑)


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・・この先もよろしくです(愛)

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